日韓併合の真実(3)

日韓併合の真実(3)
    日韓併合で日本が最も手を焼いたのが、官僚たちの意識改革だった。現在の霞が関と同様に、改革で搾取や不正利得ができなくなるからだ。役所の居候や取り巻きとともに、全員が私利私欲という最強の動機で結ばれ、改革には積極的にせよ消極的にせよ反対した。勤勉実直な階層を虐げて私腹を肥やす悪徳官吏が跋扈していた。      

日本が改革に着手したとき、朝鮮には階級が二つしかなかった。盗む側と盗まれる側である。そして盗む側には官界をなす膨大な数の人間が含まれる。搾取と着服は上層部から下級官吏にいたるまで全体を通じてのならわしだった。日本には朝鮮を隷属させる意図はなく、自立の保証人としての役割を果そうとしただけだ。

    「亡国を救う道は併合しかない。そして併合相手は日本しかない。欧米人は朝鮮人を犬か豚のように思っているが、日本は違う。日本人は朝鮮人を導き、世界人類の文明に参加させてくれる唯一の適任者である。我が朝鮮民族が豚の境涯から脱して、人間としての幸福が受けられる道はない。」と心ある官僚だった李成玉が書き残している。