派手な政策は必要ない

派手な事は慎め
1.読売をはじめNHKなど大マスコミが恥ずかしげもなく重厚な布陣などと安倍内 閣に大声援を送っている。直面する難問解 決へ意欲が伺われると賛辞の嵐だが、胃腸だけでなくオツムにも問題がありそうな内閣だ。いつ惨事に転換するか分からない。国際投機筋の買いで日経平均が異様に上昇して年を越した。有権者の7割は新聞テレビの報道を信じて、投票の意思決定をするそうだ。お上に支配されていた江戸時代からの日本人のモノの考え方が相変わらず続いている。

2.日銀総裁を脅かして金融緩和させればデフレ脱却ができるなどと本当に信じているのだろうか。言葉だけは危機突破内閣などと大言壮語だが、いつ大幻想語になるか分からない。デフレ圧力は先進国共通の課題なのだ。日本だけのものではない。人口減少、安いモノと労働力を途上国に求めた必然なのだ。

3.安倍内閣のするべき事は日銀を脅かすことではなくて、地道にエネ、素材、福祉、システム、省エネ、防災などの成長戦略を練り上げることだ。国民が安心して子ども育て、カネを使ってくれる道を探索する事だ。さらには、非正規の労働改善、女性労働力の活用などだ。御用学者を集めて、使い古した会議を復活してもダメだろう。

4.デフレ脱却は容易なことではないが、それでも一時的にインフレに行けば、それに従って給料も上がればいいが、その保証は全くない。国土強靭化という公共事業ではゼネコンなど一部の企業が利益を挙げるだけだ。給与に還元される保証はない。安倍にとっては7月の参議院選挙に勝たなければ退陣だから、必死になっているだけだろう。今度こそ国民は見せかけの政策に騙されてはいけない。