格付け ミシュラン

ミシュランのレストランガイド
 百年以上の歴史を持ち、世界約100ヶ国で出版されているフランスのレストラン--ホテルガイド「ミシュランガイド」の東京版が発売される。それに先立つ記者会見で、ガイドが「星」を授与するレストランが発表された。三ツ星レストランは寿司屋も含めた和食が5店で、フランス料理店が3点の8店が選定されている。

 
 星がつけられた掲載レストランは150軒であり、これはパリやNYよりも多い。覆面審査員が店をひそかに訪れて評価した結果、ひとつ以上の星がついた店の6割が和食店ということである。1冊2310円を払って買う価値があるかどうかは個人の判断であるが、当然、この種のものにはあまり重きを置かないという考え方もありうる。

  ミシュランはもともとはフランスのタイヤメーカーであり、ドライブの道路地図などを出版しているうちに、各地のガイドブックも作成するようになり、その延長上でレストランの格付けに乗り出していった。

 管理人の経験はNYでのレストランでしかないが、星の数と店の雰囲気や料理内容はそれほど関係があるようには思っていない。要するに個人の趣向や趣味に属することであるから、ブランドにとらわれることなく、この種のものには自分の採点で星をつけていったらどうだろうか。世界を揺るがしているサブプライムローンも、格付けの過信がその元となっていることは記憶に新しい。
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